青少年宣教キャンプの証し

第15回青少年宣教キャンプの恵み

香港・東アジア宣教師 吉田正治

「労苦している農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。」テモテへの手紙 第二 2章6節

主の恵みによって、2008年から始まった宣教キャンプは、2019年、香港暴動によって開催が困難になりましたが、日本に開催地を移して続けることができました。

翌年の2020年からは新型コロナのパンデミックもあり、毎回開催が危ぶまれる中、今年でコロナ下三年目ですが、一度として途切れることなく、最初の年から15回、対面式で開催を続けられていることを感謝いたします。

2022年も何とか5日間の日程を完了し、コロナ感染の攻撃にもめげず、多くの青年たち、宣教師、牧師、伝道者、ボランティアの兄姉の皆様と、宣教の重荷を分かち合うことができました。主の恵みと守りに感謝いたします。

冒頭のみ言葉の「収穫の分け前」とは、救いの実を目の前で見る喜びだけではなく、キャンプに来られた全ての人が祝福を受けることを見る喜びでもありました。今年も、お母さんに申し込みをされて、イヤイヤ参加したという一人の愛すべき青年が救われました。またバプテスマの決心をした兄姉、信仰の確信やリバイバルが与えられた多くの兄姉の証しも聞きました。献身をした兄姉たちの将来も楽しみです。参加者のビフォーアフターの大きな変化と成長は目を見張るほどで、これこそが、伝道者冥利に尽きる喜ばしい「収穫の分け前」でした。

宣教師パウロは「外には戦い、うちには恐れが」(IIコリント7:5)あると言っていますが、この宣教キャンプも外側の困難だけではなく、主催者である私自身の、人知れぬ恐れ、疑い、弱さとの戦いがあり、見えない真の主催者であられるイエス様の働きと励ましがなければ、とっくに消滅していたでしょう。

「ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」コリント人への手紙 第二 4章16節

というわけで、イエス様が主催者であると知り、私はただの主のしもべなので、この尊い宣教キャンプの機会を、毎年、将来ある愛する青年たちに提供しなければならないとの思いを新たにしました。毎年全力で助けてくださる協力教会の仁戸名教会、J B B F宣教委員会、母教会の調布教会、またボランティアの兄姉に感謝いたします。2023年第16回も素晴らしいキャンプになりますように!!

神様にささげる決心

稚内BC マーサー・サラ

 

主にいくら感謝しても感謝しきれないほど宣教キャンプから御恵みを豊かに頂きました。初めて宣教キャンプに参加しましたが、日本からの宣教師の先生方や青少年の皆さんと出会い、交わることが出来、とても嬉しかったです。キャンプの説教と夜のデボーション、また交わりから頂いた神様の恵みとそのお働きを証しします。

説教からは神様の恵みの深さと、福音の素晴らしさに改めて気づくことができました。コロサイ1章5〜6節から語られたことが特に心に残っています。それは、多くの人に福音を広め多くの実が結ばれていくためには、まず最初に私自身が神様の恵みを理解しなければならないということです。

私には福音を語ることを恥じたり恐れたりしてしまう時がありますが、神様の恵み深さを本当の意味で理解していない時、またそれをきちんと意識できていない時にそのようになってしまうのだと気づかされました。主の前に悔い改めて神様の恵みをこれからはもっと意識して生きようと決心しました。私のような者を救って下さり、いつまでも私から離れることのない神様の恵みと福音の素晴らしさを深く思うことができ、私の心は福音を分かち合う喜びと熱意で再び満たされていきました。

夜のデボーションでは、主がとても近くにいてくださるということを何度も感じることができ、神様の恵みが心に染みわたっていくようでした。非常に励まされる大切な時間となりました。
そして交わりを通して与えられた恵みを証しします。東アジアの宣教師とお話しする機会を通して、神様は私の心に大きく働いて下さいました。その宣教師を通して東アジアの信徒について沢山のことを知りました。東アジアの信徒たちの御言葉と福音に対する熱心さと忠実さに感動した私は、彼らの伝道や日々の生活について色々な質問をしました。

彼らはいつ公安警察に捕まってしまうか分からない状況にあるというのに、堂々と公共の場所で福音を宣べ伝えているそうです。また礼拝の集まりでは窓を開けて堂々と賛美を歌っているそうです。東アジアの信徒は本当にキリストを自分の人生において一番大切な方としており、自由時間には聖書や信仰書を読んで勉強し、個人伝道をしていることを知りました。それを聞いて、私は自由時間を本当にキリストのために使っているだろうか、それとも自分のために使ってしまっていないだろうかと考え始めました。その時には答えが出せず、その夜も次の朝も考え続け、伝道者の書2章1〜3、11節、11章9節、12章13〜14節に導かれました。

この御言葉を通して、仕事の時間であっても自由時間であっても、もし自分の思いに従って過ごしてしまうなら例外なしに虚しい時間の使い方になってしまうと気づかされました。そして私は自由時間も、毎日の選択も全て神様に捧げる決心をしました。

キャンプから数カ月たった今、改めてキャンプ以降の私の歩みについて振り返ってみました。全て決心の通りに歩めているとは言えない場合も沢山ありますが、それでもキャンプを通して神様が私の歩みを変えてくださったことは確かです。そして神様は今もなお引き続き私の人生に働きかけてくださっていることを覚えて感謝しています!

 

救いの種を蒔く

稲毛BBC 清田大介

 

8月22日から26日の間に青少年宣教キャンプに参加させていただきました。このキャンプはコロナの影響により無くなる可能性がありました。それでも神様の恵みによって開催されることになりました。 このキャンプには約100人の方が参加しました。私は中学生で、このキャンプに参加した中学生は4人くらいで、すごく少なかったです。最初は友達ができるか不安でしたが神様の恵みによってすぐにつくることができました。神様からの恵みをすごく受けることができました。

このキャンプの中で一番心に残ったことは「救いの種を蒔く」ということです。今、この世界では神様の救いを必要としている人が増えています。私はこのキャンプを通してそんな人達に救いの種を蒔き、絶えず祈ろうと思いました。神様しか人を救うことができません。だからこそ祈りを捧げることの大切さも同時に改めて学ぶことができました。