宣教師をサポートする最高の方法

若葉BBC牧師/宣教委員 ジェームズ・スミス

 

強靭な凧糸が重要

私のために祈り、支えてくださる多くの教会にとても感謝しています。キリストの弟子を作るために教会が果たす役割の大きさを、日々実感しています。

元調布BBC副牧師、現若葉BBC名誉牧師の所悠牧師は、大宣教命令を凧揚げに例えて次のように説明くださいました。「凧は宣教師。教会は凧の糸を持っている人。凧糸は、教会が宣教師に代わって捧げる祈りと支援のこと。糸が強ければ強いほど、凧(宣教師)は遠くまで飛ぶことができる。 そして風は聖霊であり、神の御心に従って宣教師をあちこちに導く。 大宣教命令における教会の役割は極めて重要である。」と。

 

宣教師を取り巻く諸事情

宣教師のサポートは諸教会の全き信仰によるものです。しかし、だからと言って宣教献金が保証されているわけではありません。実際、宣教師の経済状態には様々な要因が影響します。宣教地での生活費、伝道活動のための必要、突然の個人的な必要。さらに為替事情もあります。私自身、2011年にそれを体験しました。 為替レートは宣教師にとって有利なときもあれば、不利なときもあります。簡単な解決策は、アルバイトをすることなのですが、多くの場合、ビザによって許可されていないものです。

賢明な宣教師は雨季に備えて貯蓄をするでしょう。しかし、雨季が予想以上に長く続くこともあります。自国に帰り、サポートを集めることは望ましくありません。

しかし私は、諸教会との素晴らしい交わりに感謝しています。 私が困難な状況にあるとき、皆さんが私を助けようとしてくださるからです。私のニュースレターを読み、連絡をくださり、何をすべきか主に導きを求めて祈ってくださるのです。

パウロの体験から

ピリピ教会はパウロをサポートしました(ピリピ4:15∼16)。また、奉仕者エパフロデトと共にパウロのための特別献金を送りました(ピリピ2:25)。そして祈りました(ピリピ4:1)。ピリピ教会はパウロの派遣教会ではありませんでした。しかし、ピリピ教会の兄弟姉妹は神様の愛を持って、パウロの働きをサポートしたのです。

2011年の不利な為替事情に悩まされていた時、ある教会は私への月々のサポートを一時的に増やしてくださいました。またある宣教師はひどい経済的苦境に陥っていたところ、日曜学校の子ども達が200ドル(2万円位)以上の特別宣教献金を集めてくれました。

皆さんが宣教師の問題に直面する時、主に祈り、導きを願い求めましょう。主が、あなたに宣教師へのサポートを具体的に示してくださいます。その働きが宣教師たちへの霊的励みとなり、私たちは共に福音の恵みに与り、感謝し主を褒め称えることになるのです。