喜びの福音!

ハレルヤバプテスト教会宣教牧師・軽井沢グレースキャンプ場管理人 谷井 悟

あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。エペソ人への紙2章8節

神は永遠になくならない喜びをすべての人に与えたいと願っておられます。救われて54年、伝道者として43年の恵みを覚え、大切なポイントと心して来たことを書かせていただきます。

永遠になくならない喜びをいただいた私

私は中学生になった頃、夜外に出て満天の星空を見上げながら、色々なことを思い巡らせました。宇宙の果てはどうなっているのか?ちっぽけな私・・・何のために生き、死んでいくのだろうか?死んだらどうなるのだろうか?ある朝、ラジオを付けると、美しい賛美と聖書からの短いメッセージを初めて耳にしました。「すべて重荷を負って苦労している者はわたしのもとに来なさい・・」(マタイ11:28)。1年間無料の聖書通信講座で聖書を学びました。唯一の創造主、天地の創造、人間と人間の罪、救い主イエス・キリスト、十字架と復活・・・。1年後、高2の春、高校生スプリングリトリートに参加し、罪人の私のために十字架に現わされた神の深い愛が心に迫りました。私は生涯この愛の中に生かして下さいと救い主イエス・キリストを信じ受け入れ救われました。私は神から、なくならない永遠に続く喜びを頂いたのです。

人の生きる喜びとは?

神は人を神のかたちに創造し、神と共に喜び楽しむ者として創造されました。人は神が創造された自然をよく管理しつつ、神と共に喜び楽しみ生きる者だったのです。

しかし、人にとっては、この素晴らしい喜びと感謝に溢れた時はほんのつかの間でした。神に背を向けて悪魔に従った人に罪が入り、罪によって死が入りました。その時から、人類は「暗黒と死の影とに住む者」となり迷い出、自分の道を歩む者となっているのです。しかし、神は罪のため死ぬ者となっている人類に救いをもたらす、壮大な計画をされ、救い主を世界に送ってくださったのです。神から迷い出た人類は21世紀の今、どうなっていますか?多くの人は神がくださる、なくならない喜びを無視しています。神を認めず、感謝もせず、あがめもしない多くの人々は不安と混乱と迷いの中にあります。生きる意味、希望を見出せず自殺する若者が増えています。眠れない者、うつ病に苦しむ者が溢れています。毎日特殊詐欺事件が起こり、高齢者の貯えをだまし取っています。破壊と悲惨は極みに達しようとしています。神がなくならない喜びを差し出しておられるのに・・・。

神の恵みによって救われる!

神は人間の生活に必要なすべてを与えてくださっているのです。「だれが神を離れて、食いかつ楽しむことのできる者があろうか。」(伝道の書2:25)神の恵みによって日々生かされていることを覚え、神に感謝し、神をほめたたえている人は何と幸いでしょうか!また、何よりも罪と死からの救いも神の恵みによって与えられることを知り、いただいている人はこの上もなく幸いです!

ところで、漢字の「恵」という字に救いの恵みが何であるかがよく現わされています。「十」=今から2000年前のエルサレムで神の御子イエス・キリストが私たちを罪から救うために身代わりとなって十字架で死なれました。「日」=御子イエス・キリストは墓に葬られ3日目の日曜日早朝死を打ち破りよみがえられました。「心」=私たちを罪から救うために十字架で死に3日目によみがえられた御子イエスキリストを私たちが心に信じ受け入れるなら私たちは「恵み」によって救われます。「あなたがたが救われたのは実に恵みにより信仰によるのです。」(エペソ2:8)〈個人伝道に用いられます〉実に人は神の恵みによって生きることができ、神の恵みによって救われるのです!!!

祝福か?呪いか?(申命記11:26-28)

人は神の命令に聞き従う時祝福を受け、神の命令に聞き従わないなら呪いを受けるということです。これは聖書全体が一貫して語っていることです。これは人類の歴史を学ぶならまさにその通りであることを知ることができます。私たちが神の祝福をいただく生涯を望むなら、ただ神のことばに聞き従うことです。神に聞き従わないなら、どんなに喜びに溢れていようとも、その喜びはやがて呪いとなるのです。それは現時点のことだけではなく、永遠という尺度の中での祝福と呪いです。今日、神は私たちの前に祝福と呪いを置かれているのです。

喜びをいただいたクリスチャンとは?

クリスチャンはなくならない喜びをいただいた者たちです。Ⅰテサロニケ1:9-10にテサロニケのクリスチャンがどのようであったかが記されています。彼らの姿に如何なる時代においても変わらぬクリスチャンの3つの特徴をあげることができます。1)偶像から神に立ち返って、2)生けるまことの神に仕えるようになり、3)やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになった者たちです。神に仕える・・・キリストの心を心とする時、クリスチャンの使命は全世界に福音を伝えることです。

福音の種を蒔かなければ!

種は不思議で、驚きに満ちています。あの小さな種に命があります。福音の種も同じです。蒔かなければ救われません。またなくならない喜びを得る人は起こされません。「福音は信じる者に救いを得させる神の力です。」(ローマ1:16)「朝のうちにあなたの種を蒔け。・・あなたは、あれか、これか、どこで成功するかわからない。」(伝道者の書11:6)

喜びの福音を次の世代へ!

福音は驚くべき、素晴らしい神の力です。福音により、神から離れて暗黒と死の影に住む者となったすべての人に、神と共に喜び楽しみ永遠に生きることのできる新しい生命(永遠の命)が与えられるのです。初代教会の時から福音は次の世代へとバトンがつながれて来たのです。

1950年(私が生まれた年)、救い主イエス・キリストの大命令に心動かされた、21歳と19歳のアメリカの若い夫婦が日本に来ました。彼らの名はラバンとエバレン・ラージャスです。彼らはだだ、イエス・キリストの命令に従い、また約束を信じて導かれるままに日本に福音を伝えました。彼らは単純に、素直に、みことばに従いました。日本宣教71年・・・多くの救われる者が起こされ、献身者が起こされ、日本に世界に次の世代へ福音が宣べ伝えられています。彼らの歩みに神の真実の大きさが証されています。

彼は晩年キャンプ伝道を通して、日本人クリスチャン1%にチャレンジし、日本人クリスチャン99%を祈っていました。私はこの祈りのバトンを受け取り、99ミッションの祈りを展開したく祈っています。グレースキャンプ場は日本の救霊と献身のために、多くの犠牲が払われて与えられた所です。あなたも祈りに加わって下さいませんか。私は99ミッションの祈りをもって、永遠になくならない喜びを得させる福音を神の力(ダイナマイト)に頼り伝えます。さあ、共に永遠に続く喜びの福音を次の世代に伝えよう!