「神の国は…聖霊による義と平和と喜びだからです。」ローマ14章17節

禍と呼ばれる時間が続いて、さらに戦争のニュースまで飛び込んできて、この先どのように変わっていくのか見極 めることもできない時代を感じさせられます。天地が滅びても決して変わることがない御言葉が、私たちの土台に あることを、主に感謝します。恵みをともに喜んでいただけますように。

ビンジェイ教会マナル牧師の入院

4月初め、急に体調不良のためビンジェイの病院に 検査入院したマナル牧師でしたが、狭心症の疑い で、より確かな検査と処置ができるメダンの大きな病 院に転院。そこで無事処置も終わり一安心でした。 が、その後、糖尿病を長く患っていた影響で腎臓も 弱っていて再入院。4月下旬に退院、あとは体力の 回復を待つだけとなりました。

昨年、同世代のバンチン牧師が召天したばかり、 本人もかなりショックを受けていましたが、主の守りと 導きに平安をいただいています。特に、長男のダニ エル兄が祈祷会の初御用を務めるなど、若い世代 の主にある責任感の成長が促されていることに主の 御名を賛美する次第です。

祈祷会で御言葉の御用をするダニエル兄

井垣宣教師訓練生の宣教地体験

4月27日から5月31日まで、調布教会から宣教師訓 練生を受け入れ、主の宣教地経験をしていただきま した。1年前から計画はありましたが、新型コロナの 影響もあって行き来がままならないままでしたが、神 の時が与えられて、人の計画以上の神のお働きを、 共に経験させていただきました。

訓練生が到着して3日目、憲夫がめまいの症状に 襲われ、予定していたマナル牧師宅宿泊を1日早く にスタート、その後、バンチン牧師家族も予定外でし たが受け入れてくれることになり、10日間に渡って、 現地の家庭体験となりました。スタバッ伝道所の宿泊 では、日本に研修生として数年滞在したことのある4 人のジャワ人(ムスリム)との会見や、日本語学校の授 業に参加する機会も得、また、華僑地域の食堂で北京語を話せる人と会話する機会も与えられ、多民族 国家にあって経験できる多様性にじかに触れること ができました。インドネシアの華僑は、60年ほど前の クーデター事件で民族虐殺の悲劇を味わったことが あり、現地人に対して心を開くことが難しい中、このよ うな機会に少しでも接触ができて、今後の働きかけ
につながることを期待しています。

まだ全世界の人口の30%もある宣教未到達地域 にどのようにアプローチしていくか、深く考えさせられ た1か月でした。 インドネシア宣教も、将来に向けて 形を変えていく必要があるかもしれません。日本の諸 教会からもさらに新たな宣教師が生み出されていき ますよう祈ります。

バプテスマ式

5月26日(キリスト昇天記念国民の祝日)に、宣教大 会集会の中で1年ぶりのバプテスマ式が行われまし た。今回は、ビンジェイ近郊在住の日本人Y兄と息 子のN兄二人でした。こちらで巡り会わせて下さった 主に感謝するとともに、新たな宣教の協力者が与え られた思いで、主の御名を賛美いたします。

秋田の憲夫の母が今年の1月の怪我以降、体力の 衰えが進んでいる旨、同居している弟から連絡があり ました。そのため、6月中旬から一時帰国を予定して います。合わせて、諸教会へも訪問させていただき たいと願っています。お祈りくださり、お招きいただけ ればさいわいです。

主イエスの恵みが共にありますように

2022年6月5日

広瀬 憲夫 令子