第16回・青少年宣教キャンプの証し
香港・東アジア宣教師 吉田正治
2023年第16回青少年宣教キャンプも、ラバンラージャス師の遺された最後の働きであった、J B B F軽井沢グレースキャンプ場にて開催の運びとなり、キャンパーとボランティアスタッフ合わせて65人の収容人数ギリギリの賑やかなキャンプとなりました。
今年も、集会メッセージはすべて宣教師の先生にお願いし、インドネシアから来られたシモン・ネンゴラン師の証し、上久保師のハワイからのリモートメッセージ、鈴木しのぶ師のオンライン台湾ツアー、神学生の宣教アワー、長野聖書バプテスト教会での、集会とチラシ配布等々、多くのユニークなプログラムで、夏の終わりの5日間を過ごしました。
今年で日本国内開催も5回目となり、毎年どのように「宣教キャンプ」の特色を出すかに心配りながら、多くのプログラムを用意していますが、やはりメインは宣教師の先生たちの力強いメッセージであると確信しています。
毎回感謝しているのは、宣教師の先生たちは何をおいてもこのキャンプのメッセージを優先してくださり、今年も、宣教委員長の佐藤師をはじめ、田村師、廣瀬師、ザレッラ師は対面で、上久保師と鈴木師(宣教地紹介)はオンラインで、スミス師に至っては、前日アメリカからお帰りになったにもかかわらず、早朝車で、最後の閉会集会の時間前にはキャンプ場に到着され、力強いメッセージを取り次いでくださいました。最後まで神様の励ましをたくさんいただいて、説教者の先生たちに、感謝でいっぱいです。
どうか主が、これからもこの宣教キャンプを大いに祝福してくださって、多くの実を結んで行けますように。
最後に仁戸名教会、滝山教会、調布教会のご協力と、谷井先生ご夫妻ならびに、ボランティアスタッフのご努力に感謝すると共に、この5年、毎年この時期に牧師夫婦の不在を余儀なくされている香港コーナーストーン教会の兄姉たちに感謝を表したいと思います。
調布BBC 井垣 幸
今年の宣教キャンプでも、数多くの恵みを頂けたことに感謝し、心から主の御名を賛美致します。
「しかし、これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。」(ローマ8:37)
第五集会のメッセージから、影のない神様の光の中にある時、私は隠れる必要がないのだと気が付きました。そして同時に、自分が今まで敗北者のように隠れた生活をしていたということにも気付かされました。
私が、私たちが日々戦っている霊の戦いは、2000年も昔にイエスさまが既に勝利してくださっている戦いであること、それ故に今を生きる私たちは、圧倒的な勝利者として振る舞うことができること、そのことに感謝しつつ、それまでの隠れた陰のような生活を悔い改める祈りをおささげすることができました。
また、今回のキャンプで、交わりというものがどれだけ尊いかにも、目を向けることができました。全員の顔が見える、大きな声で賛美をする、肩を抱きあって祈る、食事を頂きながら個々の話を聴く…数年前まではキャンプの風景として当たり前だったひとつひとつが、去年に比べてみても、今回久しぶりに取り戻されたような気がしました。キャンプという形ではありましたが、これこそ教会、イエスキリストを主とする集団のあるべき姿なのだと感じ、恵まれました。
また、私がキャンプ全体を通して覚えさせていただいたのは、主の再臨です。集会やディボーションの時間、先生方が終わりの時代であることに触れられることが多々あり、また個人的にも兄姉との交わりや礼拝風景そのものを通して、きっと天国でみんなで主を賛美するときもこのようなものなのだろうな、と感じられることが多くありました。自分が目指しているもの、求めるべきゴールを、キャンプを通してより鮮明にされました。
自分の命も世界の寿命も、あとどれほどか誰にも分かりませんが、主が許されるその時まで、主の遣わされる場所ならどこへでも行き、御言葉によって皆さんとひとつにされつつ、目の前の働きに励みたいと願っています。
小倉BBC ウインターズ・ケイラ
私は、今回宣教キャンプに参加するのは初めてでした。昨年も行きたいと思っていたのですが、仕事があり許されず、今年は参加できた恵みと、また参加できるように神様の備えがあったことはとても感謝なことでした。
キャンプの全てに於いて、各宣教師の先生方からのメッセージをはじめ、グループデボーションの分かち合いや、交わりを通してなど、自分が最近祈っていたことや悩んでいたことなどについてたくさん語られました。最善な時に一番必要なみことばを語ってくださる聖霊の働きに改めて感動いたしました。
私は性格上、日々の生活で思うように物事をこなせない時に、落ち込んでしまったり、完全にやる気を失ってしまったりすることがあります。しかし、そのように感じてしまうのは、神様の力にではなく、自分の力に目を向けているからなのだと教えられました。自分の力に目を向けていると、日々の仕事などを、喜びながら主のために行うことができないことや、また負担を感じるために心の余裕が持てなくなり、結果として周りの人たちへの愛やあわれみの心も持てなくなる状態になってしまうことに気付かされました。全てのことを主に対する感謝と賛美、礼拝の心で行う大切さを教えられており、またそうすることで心が喜びに溢れ、一つ一つを主に委ねながら一日ずつ進んでいける恵みを味えるのだと改めて教えられています。
キャンプは部分参加でしたが、夜のディボーション2日とも田村先生と広瀬先生のグループになり、とても教えられ感謝です。福音を伝えるに当たり、失敗を恐れず、逆にどんどん失敗するくらい伝えてみようというお話しや、「肉の思い」を言い換えると、それは今まで身につけてきた習慣のことを現すのではないかというお話しをいただきました。クリスチャンになり新しい者とされたのですが、罪の性質は残っているので、肉のよくない習慣が再び現れた時には諦めるのではなく、逆にそれが当たり前だと捉え、みことばに従いながら新しい習慣に替えることで少しずつ改善していこうというアドバイスをいただくことが出来ました。(2コリント5:17-20)
自分の足りなさを毎日祈りの中で主に委ね、ただ主の力により主の栄光のために小さなことも大きなことも忠実に行ない、周りの滅びに向かっている魂に福音を伝える機会を祈り探し、主が働いてくださるのを期待していきたいと思います。(ガラテヤ2:19,20)