連載特集 vol 2

最近来られている日本への宣教師紹介

海外宣教委員長 佐藤 一彦

ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。マタイの福音書28章19~20節

エバスコ宣教師夫妻

エバスコ・マーク先生

派遣国・フィリピン、派遣先奉仕教会・稲毛BBC

信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい へブル人への手紙12章2節

まず、いつもお祈りしてくださっている皆さんに心から感謝します。私たちは、今年の4月で日本に来てちょうど1年になりました。本当に神様の恵みが豊かに注がれてきました。私も妻も海外での宣教の働きには慣れているつもりでした。私はベトナムで3年半、妻は中国で宣教師の子どもとして13年間仕えてきました。それでも、日本での働きは、私たちにとって大きなチャレンジでした。

一番大きな課題は、やはり言語です。日本語には、場面によっていろいろな表現があって、とても奥深いです。しかし、稲毛教会の助けによって、ふつうの日本語とクリスチャンの日本語、両方を学べる環境が与えられて感謝しています。池側真紀姉も、いつもやさしく教えてくださっています。正直に言うと、日本語はおそらく一番難しい言語だと思います。でも、神様の恵みによって、私たちはベストを尽くしています。妻は日本語で教会の子どもたちに教えたり、日曜学校のレッスンや教会の週報を翻訳したりしています。私は、バーリー先生のご配慮で、月に一度ずつ、日本語で説教したり、日曜学校で教えたりする機会をいただいています。

エバスコ・ヨシコ夫人

言葉のほかにも、大きなチャレンジとなっているのが文化の違いです。日本では、クリスチャンが人口の1%にも満たないと言われています。私たちの母国フィリピンとはとても異なります。フィリピンでは、ほとんどの町にバプテスト教会があり、私たちの教会でも平均800〜1,000人が礼拝に出席しています。フィリピンでは人々がフレンドリーで、福音を伝えることも比較的スムーズでしたが、ここでは簡単ではありません。それでも、ことばや文化を学ぶ中で、少しずつ日本の方々と心が通じ合うようになってきています。

神様は、日本の方々に福音を届ける道を一つ一つ見せてくださっています。上の聖書のことばにあるように、私たちはイエス様から目を離さずに歩んでいきたいと思います。問題を解決できるのも、日本の方々を救うことができるのも、ただイエス様お一人だからです。これから自分たちの働きを始めるための準備を進める中で、引き続きお祈りに覚えていただけることを感謝しています。私たちの力だけでは、とてもできません。でも、不可能を可能にしてくださる神様がおられることを、本当に感謝しています。

ウォルターズ宣教師夫妻

クリストファー先生 ワイキン夫人、アラン (左)、ソフィー(右)

派遣国・アメリカ、派遣先奉仕教会・すずらん BBC

日本に来てからの第一印象

私たちの第一印象は、日本は私たちが想像していた通り、いやそれ以上のものでした。2005年に日本での宣教旅行に参加したことで、日本がどんなところかある程度分かっていました。宣教旅行で共に働く機会を得た宣教師たちは、日本での生活と宣教に備える上で、本当に助けになってくれました。文化の違いについて学ぶこともたくさんありました。

期待通りでしたか

はい、期待通りだったと思います。ベテラン宣教師と話す機会が多く、日本への移住にあたり現実的な期待を持つことができました。

日本宣教の意味と宣教師が取り組むべきことについて

日本での宣教とは、日本における福音宣教に生涯献身することです。何よりもまず、私たちは神への愛を確信し、神の召しに従って生きていかなければなりません。神を愛するならば、神に召された人々を愛することにもなります。宣教師にとって、言葉は非常に難しいものです。しかし、宣教師にとって学ぶべき最も重要なことは、やはり言葉です。人々の心の言葉を理解しなければ、日本の人々の心に働きかけることはできません。宣教師として来日したものの、日本に長期滞在しない人が、これまでも、そして今も、あまりにも多くいます。永住権を取得することで、宣教師と日本人との間に永続的な信頼関係を築くことができ、日本での宣教の強化につながります。