宣教地の実

カーク・ハシモト執事

 

ハワイ派遣宣教 上久保 崇

主に仕えることをゆるしてくださった主の御名を賛美します。私の名前はカーク・ハシモトです。私はハワイのラナキラ・バプテスト教会ジャパニースミニストリーで、上久保牧師ご夫妻と共に仕えています。執事として仕えるよう選んでくださった私たちの教会のサポートに感謝します。

私はクリスチャンホームで育ち、5歳の幼い時にキリストを受け入れ、9歳の時にバプテスマを受けました。私はクリスチャンスクールに通っていました。今はハワイのオアフ島に住んでいます。妻のエリと二人の息子、コールとカイルを与えてくださった主に感謝しています。

GPSのように

私の人生の歩みは、平坦な道ではありませんでした。私はいつも自分のキャリアについて話す時、それをGPSが私たちの進む道をさがす助けをすることにたとえます。もし私たちが神様に導きを委ねるなら、神様は私たちのGPSです。神様は私たちの最終目的地をご存じで、最善の道順を示すことができます。時に私たちはせっかちになり、すぐに到着したいと思ってしまいます。私たちが知らなくても神様は目的地に至る最善の道順をご存じです。その途中で、私たちが神様の導きに従わなくても、神様は私たちを正しい道順へ導こうとすることをやめられません。GPSのように、経路は修正され、最善の道を示し続けるのです。時にはUターンすることもありますが、多くの場合は別の道を通って旅は続けられます。私がGPSを使う時、知らない道に案内されて「どこへ行くのだろう」と思うことがあります。しかし多くの場合、それは渋滞や危険を避けるためだと分かります。もし自分の考えた道を進んでいたら、遅れたり渋滞にはまったりしていたでしょう。私のキャリアもこれと同じで、今までいくつかの会社で働く中で多くを学んできました。これらの経験が、現在の役職に必要な備えとなっています。もし1つか2つの会社で働くという普通のキャリアをたどっていたなら、今の役職に就く資格はなかったでしょう。

誰も私の歩んできた道を計画できなかったと思いますが、振り返ってみると、神様は私の長年のキャリアの上にも計画を持っておられたことが分かります。今では、神様が私の歩みに導きと目的を与えてくださったこと、そして今も私や家族を導いてくださっていることがわかります。私は神様の導きに感謝して、神様を知るすべての人に、何事にも御心を求めるよう励ましたいです。神様は電話やメールで直接道を示してはくださらないことを知ってください。しかし、私は、敬虔な信仰の先輩たちから賢い助言を求め、神様の導きを信頼することを学びました。機会が与えられた時、もしそれが御心でないなら、その機会を取り去ってくださるよう神様に求めることによって、私たちは神の導きを求めます。最近の出来事では、人生においてキリストを持つことが不安を管理する助けとなることを私に思い起こさせてくれました。仕事、人間関係、試練や悲しみなど、多くの挑戦は前に進むことをためらわせるものです。

私たちを導き、守ることのできる神がおられることを知っていることは、私たちの力の及ばない事柄を心配することなく、神のために最善を尽くすことができるという確信を与えてくれます。「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。主があなたの進む道をまっすぐにされる」(箴言3章5-6節)この約束によって、私たちは恐れずに前進することができます。また、私たちの人生で起こるすべてのことの中で、神様が支配しておられることを知ることができます。その時にはなぜ起こったのか理解できなくても、御心を求め続けるなら、最善の形で目的地に到達することができます。主に仕える道を共に歩み続けながら、互いのために続けて祈り合いましょう。