リモートミーティング2020の恵み

ハレルヤバプテスト教会牧師 谷井 涙賀

「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、攻め、戒め、また勧めなさい。」2テモテ4章2節

去る7月16〜17日、「リモートミーティング2020」がZoomを介したオンライン上で開催されました。パソコンを開けば、なんとそこは行ったこともない宣教地、お名前は伺っていても、お会いしたことのない現地の牧師たちでした。これは、インドネシア宣教師、広瀬先生の発案により行われたMM18(メダンミーティング2018)と、昨夏の台湾ミーティングに次ぐ企画でした。今回は、前回までの参加者を対象に呼びかけられ、日本とアジア、米国から35名の教役者(日本20名、東アジア7名、香港3名、メダン5名)が参加しました。コロナ禍にあっても、中止という選択ではなく、インターネットを活用して福音宣教の学びと課題を分かち合い、祈り合う機会が与えられたことは、大変感謝なことであり、上記の「時が良くても悪くてもしっかりやりなさい」のおことばを思い起しました。

今回のテーマは、私たちの群れだけでなく、日本のキリスト教会全体の急務と言える「若者伝道と牧師継承」でした。2回の講義の他、宣教師や牧師たちによるテーマに沿った証しが成されました。講義を通して、日本でも海外でも教会から子供達がいなくなっている現状をデータで見せられた時、次世代への伝道と育成が急務であることを再認識させられました。米国でも若者が教会に行く意義を見出せず、教会から離れて行っているそうです。10年後、20年後の教会存続の危機に関わる極めて重要な課題です。「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」(箴言22:6)。今、教会に与えられている子供達一人ひとりを愛し、祈り育ててゆくこと、また良き模範となり導いてゆくことから取り組むことを教えられました。そして、ハレルヤ教会では、8月から早速、実践として教会の小学生と中学生との聖書の学びをスタートすることが出来ました。また、先生方からのテーマに関する証や報告を通して、恵みや課題を分かち合うことが出来て励ましをいただきました。

コロナ禍にあっても、主の働きである「みことばを宣べ伝える」福音宣教の働きが各国各地で脈を打って、確かに前進していることを実感することができた感謝なひと時でした。準備して下さった先生方と主に心から感謝いたします。