宣教師志願者学校のご案内

海外宣教委員会

「また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、即ち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝える為に、永遠の福音を携えていた。彼は大声で言った。『神を畏れ、神を崇めよ。神の裁きの時が来たからである。天と地と海と水の源を創造した方を拝め。』」 黙示録13章6〜7節

コロナ騒動をはじめ、過去に例を見ない異常事態が相次ぎ、主の再臨と全ての人の裁きの時がますます近づいている事を覚え、いよいよ、全世界宣教の重要な使命をさらに熱心に果たすべき事を示されています。

そのような中、JBBF海外宣教委員会は、下記のような要領で、宣教師志願者学校を行う事に致しました。この志願者学校は、過去にも数回、新たな宣教師を送り出す時に開催してまいりました。その目的は、これから海外に行こうとしている新宣教師に、これから起こる可能性のある実際的な諸問題に備えるための学びを授けるためのものです。

しかし、それだけではなく、神学生や献身者の中で、宣教師となる導きを示されて主の御心を祈り求めている方々が、宣教師の実際的な状況を知る事より、より確かな召命の確信に導かれる助けになることも目的としております。

さらに、海外宣教を支援する諸教会の先生方や信徒の方々にも、宣教師の立ち向かう諸問題を知る事によって、よりよい支援が行えるようになるための情報を伝えさせて頂く目的もあります。

今回は、昨今の状況を踏まえ、ZOOMによる会議形式で、毎週火曜夜に行います。

この様な趣旨をご理解頂き、多くの方々が参加されるようにご案内致します。

実施期日・10月6日から12月15日まで(10回の講義)毎週火曜日 夜7時~8時半

講義内容・下記の「講義内容」を参考に

参加資格・宣教に重荷を覚えて献身されている方で、牧師の推薦の頂ける方

申込方法・牧師から海外宣教委員長にメールで

受 講 料・無料

講義内容

1部:世界宣教の聖書的理念
1)聖書全体に見る世界宣教(バーゲット師)
内容:世界宣教は、主の御心であり、全ての信徒にとって最も要な使命であることを聖書全体から学ぶ

2)世界宣教の主体である地方教会(山宮師)
内容:宣教師と派遣教会、支援教会、海外宣教委員会との関りや役割等の諸原則について聖書から学ぶ

3)世界宣教に携わる宣教師(石川実師)
内容:世界宣教に派遣される宣教師自身の召命の確信を保つ方法や、祝福された働きをするために必要な理念や原則、悩みや困難などを乗り越える秘訣などを聖書から学ぶ

2部:世界宣教の実践面
4)派遣準備と諸教会訪問(上久保師)
内容:派遣の全体像を掴む。デピュテーションを具体的に解説。訪問先の諸教会への配慮や注意点などを学ぶ

5)現地宣教活動のアウトライン(吉田師)
内容:宣教地での働きの初期、中期、後期(退任も含めて)の長期計画的な全体アウトラインの流れを掴み、それぞれの段階での課題や目標、注意点などを学ぶ。

6)宣教師個人の霊性(エバンズ師)
内容:宣教地で起こりやすい問題は何か、また、それに対する対処法、自分自身の霊性管理、維持、学びの継続法などへの実際的なアドバイスを学ぶ。

7)異文化理解(広瀬師)
内容:日本人的な考え方と現地の人の世界観、価値観との違いとその乗り越え方を理解する。言語だけでなく歴史文化、地域の習慣、宗教、キリスト教への理解の違いや反発などを学ぶ。

8)人間関係(佐藤師)
内容:家族と自分、そして信者や地域社会との関わり合いを考える。プライベートでは、子育て問題、教育、母国に残してきた家族との関係など。パブリックでは、教会員との関係、他教会、他宣教師との関係、地域社会との関係、派遣教会との関係、日本の諸教会との関係などを学ぶ。

9)宣教活動(田村師)
内容:宣教地での効果的な宣教活動を具体的に取り上げる。伝道の実際では、国によって伝道法や知恵がかなり異なることにどう対処するか。教会形成では、宣教師依存に陥りやすい状況の中、どう組織を作り上げていくか。弟子訓練は現地人主導型の教会形成をする上で大切な働きであり、どのように後継者にバトンタッチしていくかなどを学ぶ。

10)独身女性宣教師のお働き(ルツ・キング師、デニーン・エイカーズ師)
内容:JBBFで今回、初めて独身女性宣教師を送り出すに当たり、独身女性宣教師特有のお働きの恵みと直面する諸問題、また、支援する側から必要な配慮や具体的援助等は何か、などを学ぶ。