井垣勇基師インタビュー

※今後の働きのため井垣師の顔はぼかしています。

このコーナーでは、2022年9月8日に調布聖書バプテスト教会の伝道師井垣勇基師に谷井涙賀(ルカ)委員がインドネシア訪問についてZoomでインタビューした模様をお届けします。

まず、インドネシア訪問の期間を教えて下さい。

4月27日~5月31日の一か月強に渡る訪問となりました。出国前にはわからなかったのですが、ジャカルタに到着した日から入国者へのPCR検査と隔離が不要となり、また日本帰国時もその日から規制緩和され隔離不要となりました。主のなさることは時にかなって素晴らしいことを実感しました!!

過去に様々な宣教地に行かれたと伺っていますが、インドネシアの第一印象はどうでしたか?

実は、インドネシアに行くことが長年の夢でした。というのは、調布から派遣されているすべての宣教地に行くことが夢で、インドネシアにだけ行ったことがなかったからです。現地に着くと、ラマダン(断食の期間)の最中でした。インドネシアの印象は、フィリピン、台湾、韓国、中国、香港を足して割ったような雰囲気でした。町はどこか中華風、空港で旅行者に人懐っこく話しかけてくる様子は台湾やフィリピンにも似ていました。

現地ではどのような活動をされたのですか。

マンダラ教会の日曜学校を見学させていただき、弟子訓練を受けた若い奉仕者が熱心に奉仕しておられました。また、ビンジェイ、スタバッ、マンダラ教会の青年たちの日曜学校教師訓練会にも参加し、生き生きと楽しそうに学んでいる様子が印象的でした。それから、現地高校の日本語クラスや日本語学校にも行き、生徒たちと交流をしたり、また現地の牧師に付いて訪問伝道、個人伝道にも出かけたりしました。広瀬宣教師が作成したインドネシア語のトラクトをイスラム教の方に渡すこともできました。

滞在中に特に心に響いてきたみことばはありましたか。

インドネシアではキリスト昇天記念日が祝日となっています。教会の集会で語られたマルコ16章15節のみことばから、復活とイエス様の昇天に関連しての福音メッセージが心に残りました。

今回はインドネシアを訪問したわけですが、将来の働きのビジョンについて教えて下さい。

宣教地に行った時、キリスト教的背景のない方たちと接した時、今まで自分がもっていた宣教師像と大分ずれがあることに気付きました。福音を必要としている人たちは、実際には宣教師としては入って行けない地域に住んでいます。主が遣わして下さる所で、従来のような会堂建設や組織運営を目標とするアプローチではなく、個人伝道と弟子訓練を重視した家庭集会的なアプローチで福音宣教に携わりたいと期待に胸をふくらませています。