若葉聖書バプテスト教会牧師 ジェームズ スミス

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2014年9月、アメリカBBFIの理事長が「BBFIとは何のためのものか?」と言うメッセージをされました。それに応えてあるJBBFの牧師はJBBFメーリング・リストを通して次のように聞いたのです。「『JBBFは何のためのものか?』ということを議論する事は、皆の参考になるのではないでしょうか。」

私は答えを待ちましたが、私の知る限りでは誰も答えてくれませんでした。私は、私達JBBF諸教会と牧師と宣教師の交わりは何の為のものなのかということを知ることは重要だと思いますので、この質問に答えてみたいと思います。

若葉教会の証し

私はまだ若いだけでなく、ある面では日本に来たばかりの者であり、実はこのことを説教したくはないのですが、私の経験と知恵の足らない所はお許しを求めつつ、神様がどのように私の心に働かれて、この質問にある一つの答えを与えて下さったかを分かち合いたく思います。</p >

私が若葉聖書バプテスト教会の2016年のテーマを祈って考えていた時に、去年の10月までの神の御言葉を中心にするべきだと示されました。私の教会は、基本的な真理を中心にすることを通して教会の霊的基礎を強く建てるという5年間ビジョンを持っています。

祈ることが去年のテーマでしたので、今年は聖書の学びにフォーカスをあてようと考えました。しかし、去年の10月に他に何か違うことが必要だと気付きました。若葉教会には交わりをテーマにする必要があると思ったのです。実は、若葉教会は交わりが欠如しているわけではありません。「もう交わりを止めて、また聖歌隊練習をし始めましょう」と言わなければならない時がよくあります。

沢山交わることは良いことだと思いますが、古い教会員と一緒にもっともっと深く交わる必要がある新来者と新しいメンバーが何人もいるのです。だから、交わりというテーマを祈り始めました。

交わりのしるしとして手を差し伸べる

祈っていた時、私がまだ霊的に幼かった時に母教会の先生から何回も言われたフレーズを思い出しました。そのムリス師のフレーズは次のようでした。「交わりの右手を差し出しましょう。」

特に集会の最後の招きで誰かがイエス様を救い主として信じて前に出て来た時や、教会メンバーになることを承認された時には、集会の後でムリス師はその人が教会員の皆の前に来るように勧めました。そして、教会のメンバーは皆並んで、一人ずつその人の右手を握手しながらお祝いの言葉を伝えました。

このフレーズを思い出した時、「このことは、交わることを強調するのに素晴らしいテーマではないだろうか。このフレーズは聖書にはないのだろうか」と思いました。

聖書を調べたら、ガラテヤ人への手紙2章9節が見つかりました。

「そして、私に与えられたこの恵みを認め、柱として重んじられているヤコブとケパとヨハネが、私とバルナバに、交わりのしるしとして右手を差し伸べました。それは、私たちが異邦人のところへ行き、彼らが割礼を受けた人々のところへ行くためです。」

私は「素晴らしい!このテーマの聖書箇所がちゃんとあるんだ」と思いました。確かにこの節を過去に何度か読んだことがありましたが、今までこの御言葉の真理とムリス師の適用とを繋げることが出来ないでいたのです。

使徒達の交わり

それで、ガラテヤ2章9節を詳しく学びました。この箇所の5人の間の交わりを表した握手は、それぞれが異なる場所であっても、福音を宣べ伝える奉仕を協力して行う為にとても重要だったのです。

使徒ヤコブとケパ(ペテロ)とヨハネは続けてユダヤ人に福音を宣べ伝えることになり、パウロとバルナバは続けて異邦人に福音を広める奉仕をすることになりました。ヤコブとペテロとヨハネがパウロとバルナバに交わりの右手を差し出したことは、パウロとバルナバが福音を宣べ伝える奉仕に神様から導かれたことを賛成して承認した事と、互いに協力することを約束しあった事を意味しました。

この5人はそれぞれが出発した後、どこに行ってもレーザーのようなフォーカスを持って福音を宣べ伝え、教会を開拓し続けました。そして必要な時は互いに助けあったのです。

交わりの目的

このことを理解した時、私は、若葉教会は教会員が互いに交わる事よりもっと深い目的が必要であることに気付きました。つまり、私達が互いに交わることとお互いをキリストにある兄姉として受け入れることは、単に皆が楽しい気持ちになる為だけではありません。福音を宣べ伝える為に協力して働くという最終的な目的の為に交わりに加わるのです。

私の牧師のムリス師が教会員の皆に「交わりの右手を差し出そう」と言ったのは、それを教える為でした。相手の右手を握手することは、このことを意味しました。

「私達カルバリー・バプテスト教会の兄姉は、あなたが自分の罪からの救い主イエス様を信じて救われたことと、この教会のメンバーに神様から導かれたこととを認め、あなたをこの教会を通して福音を宣べ伝える同労者として受け入れます。」

福音宣教のための交わり

このように、私達JBBFの牧師と宣教師は、ヤコブとペテロとヨハネとパウロとバルナバと同じように、私達が神様に救われてそれぞれの奉仕に召されたことを互いに確認するために、また福音を宣べ伝える奉仕に一緒に協力するように契約するために交わりに加わっているのです。

1950年にアメリカBBFIの創始者達はあるテキサス州のホテルの中に集い、同じような趣旨でBBFIを始めました。そして、創始者達はレーザー光線のようなフォーカス(熱烈な目的意識)を持って、どこに行っても福音を宣べ伝え、教会を開拓し、宣教師を送り出し続けました。これらの宣教師達も同じような交わりであるフェローシップをそれぞれの国内の牧師と一緒に始め、そのようにしてJBBFも始められたのでした。

私達のフェローシップの交わり

私のチャレンジ、伝えたい結論はこれです。今こそ私達JBBFは何のためのものであったかを思い出すべきです。私たちのフェロシップの目的は、イエス・キリストの福音を広める為に協力し合うことです。

私達は創立者達と同じようなレーザー光線のようなフォーカス(熱烈な目的意識)を持ちましょう。

そして、日本でも世界中でもどこに行っても福音を広める働きをし、教会を開拓し始めるために更に協力しあうための交わりをしましょう。

その目的を覚えて、今まで以上に熱心に協力していこうではありませんか。